【治具作り】
素人が鑿や鉋の刃を研ぐのは凄く難しいことです。研いで逆に切れなくして
しまうこともあるそうです。今までも何度か挑戦して治具も作りましたが、
納得のいくものは出来ませんでした。先日の「メンテナンス」の記事で
狭い作業場を見渡すと、見て見ぬふりをしていた「刃研ぎ」があり、
今回は改めて、もう1度治具を作り、素人でも研ぐことが出来る物を
作ってみようと思います。
【失敗①】
いきなり失敗です。
YouTube動画で勉強したのですが、色々問題点があり失敗しました。
その原因は、私の持っている砥石が小さかったことです。
大きい物でも幅約60㎜、小さい物は約50㎜。これが最大の原因です。
板は端材の再利用ですが、大きさは動画とほぼ同じ物です。
私の砥石の幅が狭すぎて、キャスターが砥石に乗る位置に合わせると、
今度は鑿や鉋を挟むことが出来ないことに今頃気付く。
と言うことで、このやり方は「残念」でした。
【失敗②】
失敗は続くよ何処までも。30度に端材を切り出してそこに鑿を固定
して研ぐ方法です。
以前はこのまま鑿を押さえ付けて研ぎましたが、100%ズレます。
なので、今回は固定出来るように工夫してみましたが・・・
以前よりはよくなりましたが、納得できる物ではありません。
太さがバラバラなので固定もバラバラですので、「残念」不採用です。
【頭から湯気?】
市販されている治具を買わないとダメなのか?
いや、絶対に買わない。何か他の方法を考えよう。
しかも、私でも作ることが出来て、なるべくコストを抑えた物を。
ボルト類などの在庫と睨めっこです。何か使えそうなものは無いのか?
いつも色んなものが沢山あるなと思っていても、肝心な時に使えるものが
無いと言う残念さ。既に蒸気機関車くらいの煙が出そうです。
【発見!】
いました。使えそうなものを見つけました。
いくつかの部品を組み合わせて出来そうな感じがしたので
組み合わせてみます。
使用するのは、M6ボルト、ナット、ワッシャー、ベアリングです。
この2つのベアリングの間に鑿や鉋の刃を挟んで固定します。
固定用のナットはWナットにしているのでしっかり固定出来ます。
幅も自在に変更できます。
これでいい。ほぼ私の希望通りの物があっさり出来ました。
後は、私が一生懸命研ぐだけです。
砥石の番手が#400、#1000、#3000しかないので、限界はありますが、
今までよりは切れる刃に研げると思います。
結果は、後日になりますが報告します。
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
それでは、また次回。