【鉋を研ぐ】
前回も45度用の治具を作ったのですが、これは厚みの薄い材料に対しての
治具でした。今回は留加工で箱を作ったりする時に使う材料に対応出来る
治具を作りたいと思います。前回は鉋が切れな過ぎて苦戦したので、
先に鉋を研ぐところからスタートします。

左が#1000と#3000が両面、中央が#400,右は砥石の表面を
均す石です。



私の不器用な研ぎ方でも切れ味は良くなりました。1本のはずが2本目、
3本目と結局全部研いだので、大幅な時間のロスと体力の消耗です。


一般的な鉋は削る刃と抑える刃の2枚で構成されていますが、私のは
見ての通り、「素人用安物仕様」なので刃は1枚です。
研ぎ方は鑿と同じなので、なるべく接地面の角度を変えない様に注意して
研ぎます。斜めになっている面(表)を9割、平な面(裏)を1割くらい
の比率でひたすら研ぎます。表面から裏面に向かって返しと言うバリの
様なものが出て来たら裏面を研いで均します。
【試し切り】
端材で試してみます。


軽くて簡単に削れました。
【ここから本題】
事前準備が済んだので、簡単な治具をもう1台(2号機)作ります。
箱を作る時などの幅の広い板に対応出来る治具ですが、作り方は簡単です。
いつもの端材を再利用して作ります。

端材の再利用なので、穴が開いていても気にしません。
大事なのは角度です。90度と45度がちゃんと出てていれば直ぐゴールです。



45度に切ります

ほぼ45度ですが、微妙にズレています。これは機械に原因があるのでは
ありません。私の切り方に問題が?でもありません。木材はご存知の通り、
繊維で出来ているので、斜めにカットした時に元の繊維を切ったりすると
必然的に「反り」が発生します。今までは、多少のズレは気にしなかったの
ですが、友人から何気なく指摘されたので、治具を作って友人の満足度を
高めたいと思います。


この隙間を埋めるために、鉋で削るのです。前回は切れなくて苦労しました。


ボンドだけでは外れる可能性もあるので、横から70㎜のビスを打ちます。


これで、今後の作業は時間短縮とより精度の高い作品が作れると思います。
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
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それでは、また次回。
