【修正】
ボスから最初に説明を画像と共に受けた内容で試作品を前回作製しました。
中間チェックのため、画像をメールで送ると、予期せぬ返答が・・・
詳細は前回の記事でご確認下さい。
【やってみよう】
シンプルなフレームのはずが、かなり手の込んだものに変更になって来た
ので、見ようみまねでやってみます。


市販品を購入したそうですが、本物の「額縁」ですね。
失敗を恐れずに私も挑戦してみます。
【作業開始】
確かに、現状は「ただの箱」なので、これの内側に壁を作ってトリマー
で加工していこうと思います。


これも45度でカットして内側に「壁」を作ります。


段差を付けてあります。これをトリマーで本物の額縁の様に加工したい。
いや、します。(最後にね)

今度は、フレームに取り付けて枠が大きく見える様にします。
寸法は間違えていないのですが、ピッタリ嵌らないのが気になります。

上手く嵌らないので、テープで仮止めしています。
これから微調整を行います。
【更に?】
内側に作った壁と外側に追加したフレームの高さがほぼ同じなので、
ここに更に余計な手間?を加えてより「立体感」を出す無謀な挑戦を
行いたいと思っています。(やめた方がいいかな?)
【やり直し】
4つの板の角度と長さが一致しないと成立しません。
元の箱も歪みや反りで、ピッタリに見えますがミリ単位で微妙にズレて
います。これが「チリツモ」で徐々に大きなズレになっていきます。

額縁のフレームだけなら問題ありません。ピッタリ合います。
更に、段差を付けるために15㎜の板を7㎜ほどトリマーで削ります。


これを4枚同様に行って、箱の縁に取り付けようと思います。

【仮合わせ】
ここから先は道の世界。不安しかありません。念のため仮合わせをします。


板の強度を考慮して深さは半分くらいしか削りませんでした。
【角を接着】
試作品なので多少の失敗は無視して前進します。(いつものことです)




フレームだけの時は4つともピッタリだったので、
箱が微妙に歪んでいると言うことになりますね。
ここまで来たので、隙間はパテで埋めることにします。



ボンドとパテを乾かします。
【無謀な加工】
少しでも立体的に、カッコよくしようと思いトリマーで余計な加工を
してみました。


段差が少ないのでビット通りの加工が出来ていません。
はっきり言って「失敗」です。実物だと加工したと分かります。
【パテ埋め後】
表面は2か所に隙間があり、パテ埋めで対応。



表面の見た目はこれでも大分良くなりました。
念のため、裏返してみると・・・
【裏側】
とても残念な状態です。
表面以上に隙間が4つ全てにあります。

乾燥したら塗装です。
【エイジング塗装】
縁だけ色を変えようかと思いましたが、これ以上の失敗は心が折れる
ので、1色で塗りました。

前回の煮詰まった状態にならないように、よく振って更に水で薄めて
塗ってみました。とても塗り易くて問題ありません。


これで、ボスのニーズを最低限クリア出来た?かも知れない。
【ボスへの報告】
この状態で、メールにて報告しました。



ボスのニーズはクリア出来たようです。
【難しい】
無料で頂いた木材に不満があるわけではありませんが、合板とは異なり
やはり反りや捻じれがあり、更に額縁加工なので私の技術と設備では
限界があります。微妙なズレはどうしても発生してしまいます。
しかし、ボスは器が大きいので文句など一切ありません。
「手作りの1点ものなので、これくらいの方が味がある」と言ってくれます。
でも、大量生産は厳しいので、あと1~2台までにして欲しいです。
これで1度現物確認をしてもらいます。
良かったら押してください。
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
それでは、また次回。
