【自治会】
毎月の自治会イベントは第3日曜日ですが、その前後2,4週目は
別途自治会館を解放してワークショップなどを行っています。
そんな中で、あの商品が注目され始めて来ました。
「ステッパー」です。所謂「パチモン」ってやつですね。
ネットで高価で販売されているものは、高級素材で職人さんが丁寧に
作製しているので納期3か月くらいするそうです。
私が以前作製したものは、試供品は端材で、販売用も大工さんから
頂いた木材で見ようみまねで作製しています。
決して違法行為ではありませんのでご安心を。

【試供品の修理】
高齢の女性が中心です。そのため私が図面も無く先輩から写真1枚の
無茶ぶりで作製した試供品を利用する方が増えだしたとのこと。
試供品=試作品であり、作りも荒い状態です。作製から時間も経過して
おり、その間はノーメンテナンスです。シーソーの様に左右に
動かすと「キュッキュッ」と擦れる音が出ます。これが不評らしく、
「音が気になる」「音が無ければ欲しい」と言う声も多いらしいです。
なので、ゼロから作り直すことはしませんが音対策は必要です。
【天板も修理】
試作品の天板は両面テープで貼っただけでした。
この暑さと多くの方に使われた結果、ズレて来てしまったので
1度剥がして、ビス止めに変更します。



余分な部分はカットして研磨しました。一部塗装が落ちましたが
試供品なので今回はこのままです。
【音対策】
見ようみまねで作製しているので、軸の大きさ、本体の穴の幅、深さ
など私の感覚で作製していたので問題も多いかとAI(Copilot)に
相談してみました。
私は単純に「シリコンスプレー」で滑りを良くしたら改善出来るかと
思っていましたが、Copilotの回答は「一時的なもので効果は低い」
とバッサリ。


すると、Copilotが算出した数値とほぼ合致。一部クリアランス不足を
指摘されたので、1~2㎜削り直して見ました。
かなり音は減りましたが、完全には消えません。
Copilotのアドバイスとして、「蜜蝋WAXの塗布」を提案されました。
市販品は高いので、以前自作したものがあるのでこれを塗ってみます。


見た目は汚いかも知れませんが、表面の膜を取れば問題ありません。
これを軸全体を脱脂してからまんべんなく塗ってみると
キュッキュッと言う擦れる音が全て消えました。荷重の位置を変えても
音が出ないので、予想していた時間を大幅に短縮して終了です。
【販売用も】
販売用は大工さんから頂いた「2×10材」を使用したので
板の向きを90度変えて見た目と作製工程が良くなるようにしました。

正面から見ると1枚板に見える様に変更して作製しました。
こちらも試作品と同様に軸と本体のバランスは分からずに作製して
います。更に販売用と言うのに、試作品には取り付けていた
「滑り止め」も付いていませんでした。
【滑り止め】
先ずは、忘れないうちに「滑り止め」を取り付けます。
塗装してある木材へ両面テープで貼るので粘着力が低下します。
なので、全体をパーツクリーナーで脱脂し、その後テープの表面を
温めてから貼ります。


ガッチリ貼れました。全く動きません。
【音対策】
試作品ほどではありませんが、こちらも音が出ます。
試作品と同様に脱脂して蜜蠟WAXを塗ってみます。
それでも音が出るようならば、研磨等の加工をします。


脱脂だけして、蜜蠟WAXを塗ってみた結果
全く音は出ません。大ラッキーです。何度も失敗を繰り返すかと
思っていたのでポカンとしてしまいました。
【見込み】
このステッパーですが、スタッフが実母のためにと1台購入して
くれました。やはり音が気になるのと、軸を大きくして欲しいと
要望があったので、完全オーダーメイドで作りました。
試作品、在庫品、依頼品と計3台作製しましたが、今後は
もしかしたら数台の受注があるかも知れません。
私のレベルでは簡単に作れるものではないので嬉しさの半面
恐怖でもであります。
【大工さん】
私に救援物資を提供してくれる大工さんも「よく作ったね」と
評価してくれました。「沢山売れたら大変だね」と他人事発言。
私も「材料が無いからもう作れませんよ」と言ってしまった。
すると、「だったら持ってくるよ」と言われました。
もう、逃げ場がありません。大工さんが現場で余った材料を
持って来たら、私は受け取るしか選択肢はありません。
となれば、万が一の受注の時は作製することになりますね。
【何とかなる?】
試作品から現在3台作製しました。Copilotのアドバイスもあり
軸の大きさ、穴の深さなど分からなかった寸法が分かってきたので
今後はもう少し、早く精度の高いものが出来そうです。
今は材料となる「2×10材」が無いので作製は出来ません。
来月以降で大工さんから救援物資が届いたら分かりませんけどね。
どこまでも降下中
間もなくゼロ
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
それでは、また次回。