【自治会より】
いつもの自治会イベントで、「不要な本」を持ち寄って、欲しい本があれば
ご自由にお持ちいただくコーナーを設置しています。
お子様用の絵本やビジネス書など幅広いジャンルで集まっています。
徐々に在庫も入れ替わり、数も増えて来たりと定着しつつあります。
ご存知の通り、本は重いのです。今まではダンボールで収納していて
毎回出し入れをしていましたが、在庫が増えて来て大変なので、
本棚のサンプルを作って欲しいとの依頼が来ました。
【先輩がデザイン】
本棚と言っても、大きさは持ち運びが出来るサイズです。
先輩がザックリとイメージする図面を送ってくれたので、これを参考に
試作品を作ることにします。
大体のニーズは分かったので、いかにコストを抑えて作るかが私の課題です。
【コストと強度】
本の重さに耐えて尚且つ、コストを抑える。これを両立させるには、
1枚板は高いので使わない。今回私が選んだのは、「1×4材」です。
図面を元に、全て2枚を貼り合わせて1枚板の様にして作ります。
試作品なので、新品とリサイクル品が混在しています。
先ずは、断面のザラツキを無くすために「捨て切り」と言う、少しだけ
端を切り落として綺麗な断面にしてから必要なサイズにカットします。
適当に集めた在庫で足りました。(少し余りました)
1×4材や2×4材と言った材料はDIYでは比較的安くて加工し易いのですが、
親切なのか?角が丸く最初から加工されています。
更に、安いからとは限りませんが、先ず真っすぐな物は無いと言って過言では
無いです。反っていたり、歪んでいるのが当然な商品だと思った方が良いと
思います。それでも私は恥じることなく、ホームセンターでは歪みの少ない
商品を選んで購入しています。
【加工開始】
先輩の図面では、奥行150㎜でしたが、150㎜以上欲しいとのこと
でしたので、1×4材の幅は約89㎜(個体差あり)なので、これを85㎜に
して2枚貼れば170㎜なので、この加工を行います。
最初に、全てのパーツの側面の片側だけ直角になる様に2㎜くらい
切り落とします。テーブルソーは後輩宅へ旅立ってしまったので、
自作のマルチテーブルを使って加工します。
【マルチテーブル】
以前は、「トリマーテーブル」「ジグソーテーブル」「テーブルソー」と
全て別々に使っていましたが、場所を取り正直邪魔なので、これらを全て
「一体化」しました。(半年も前の出来事でした)
簡単に言えば、「着せ替え人形」や「システムキャリア」の様なものです。
共通のベースにアタッチメントを変えて多目的に使用します。
ベースに固定したら、本体に嵌めます。
手作りなので、フェンスは端材の合板をクランプで固定して使用します。
集塵機のホースも取り付けてこれから切り落とします。
【先ず片側だけ】
最終的には両サイドを落として85㎜幅にしますが、1回目は片側を
定期等にギリギリくらいで落とします。
2回目は85㎜幅に合わせて同じ様に落とします。
これで、丸みが無くなり、角材となりました。(85㎜×19㎜)
【このあと】
各2枚1組に貼り合わせていきます。どんな方法が良いか?
- ボンドで接着・・・最も簡単ですが強度不足?
- ジョイントカッター+ビスケット・・・試作品なので勿体無い?
- 超長いビス・・・在庫無い。割れるリスクあり
- 木ダボ・・・これが妥当だ。決定です。
【次回に持ち越し】
時間切れなので、接合作業からは次回に持ち越します。
試作品なので、軽い気持ちでいましたが、気付いたら切り落としてまで
直角を出して加工している自分がいました。
その結果、予想以上に時間が掛かりました。
【最善を尽くす】
もし、この試作品が合格(採用)されたら、複数の注文が入る予定です。
もう少し簡単に作れば良かったか?違いますよね。手間が掛かっても、
やはり「依頼主の期待以上」、「使う人の笑顔」のためにもこれでいいと
思います。なので、また追加の作業が発生して次回も完成しないかも
知れませんが、やるだけやってみます。
今回は長文になってしまいましたが、
興味がありましたら次回も訪問してください。
ポイントって増えないですね
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
コメント欄はかなり下の方になります。
それでは、また次回。