【今年の1月に投稿】
読者の方(hikaru217さん)より、紙(布)ヤスリのケースについてリクエストを
頂きましたので、過去の記事になりますが、補足を追加して投稿します。
【ヤスリ用の工具】
木工作業において、「研磨」は必須です。
ヤスリ掛けと言ってもやり方、道具も様々です。
私は素人なので、全部を持っているわけではありませんが、いくつか持っています。
大きく分けて、3種類を用途に応じて使っています。
【私は布ヤスリ派】
固定型以外は、ヤスリを挟んで使用します。この時に使用するヤスリですが、
先ほどご紹介した通り、「番手」と言われる、目の「粗さ」「細かさ」を表す
もので、沢山種類があります。粒子の密度を表すので数字が小さいほど
目が粗くなり、数字が大きいほど目が細かくなると思ってください。
私の場合、ザックリ研磨に#80、ザラ付きを均すのに#240、仕上げに#400
を使用しています。(作る物、素材、作業者により異なります)
更に、紙で出来ている物を「紙ヤスリ」、布で出来ている物を「布ヤスリ」と
言います。違いは「耐久性」です。紙製だと破けやすいので、少し価格は
割高になりますが、私は「布製」を使用しています。
【サイズが異なる】
手掛け用と、ハンディ型で使う布ヤスリは同じなのですが、サイズ(幅)が
異なり、交換時に毎回サイズを計ってカットするのがとても面倒なので、
治具(じぐ)と言われるカット専用の道具を作りました。
ホームセンターなどでは、「A4サイズ」が1枚単位で販売されています。
中には、「業務用?」10枚、20枚セットで販売されている物もあります。
長さも若干異なりますが、調整は無くても問題無いので幅のみ調整します。
【治具の作製】
完全オリジナルですので、もっと便利な方法もあるかも知れません。
- 右端にはストッパーとして端材を取り付けます。
- 上下にはアタッチメントの固定用のストッパーを取り付けます。
- 画面の黒い線は、「手掛け用」と「ハンディ用」のカットする位置です。
ハンディ用は幅が広く、手掛け用は幅が狭いので、アタッチメントで調整します。
【使ってみる】
右側の部分がカットされて使うサイズです。
黒い線(左側)でカットするので幅が広い「ハンディ用」がカットできます。
黒い線(右側)でカットするので幅が狭い「手掛け用」がカットできます。
布製なので、紙製より簡単には切れませんが、新品のカッターの刃であれば
数回で綺麗にカットできます。消耗品なので、カットする時は、纏めて作ります。
【セットでこちらも…】
纏めてカットしたら、沢山カット済みのヤスリが当然出来ます。
番手は3種類、幅は2種類、計6種類が複数枚発生しますので、これを収納する
簡易的な箱も作りました。
#120があるのはなぜ・・・?。理由は、間違って購入したからです。
紙セットと記載されているのは、友人からの頂き物、1番右の白い物は
「バフ」と言われる柔らかいスポンジの様な物で仕上げの艶出し時に使う
物ですが、これも友人からの頂き物です。そんなに繊細な物を作ることが
無いので、使用したことが未だありません。
治具も、ケースも、端材で作りましたが、凄く使い勝手はいいです。
ケースは、サーフィンをやる先輩がサーフボードのワックス塗りの時に研磨する
ので、欲しいと言われ、同じものを1つプレゼントしました。
今回は、以前の記事にも関わらず長文になりましたが、今後も読者の方と
情報共有やリクエストがあれば、今後も行って行きたいと思います。
ということで、本日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
読者の皆様のコメントをお待ちしております。
コメント欄はかなり下の方になります。
それでは、また明日。